北京首都国際空港と東直門を結ぶエアポートエクスプレスで2008年開通。
この機場快線は、北京市が五輪立候補時に確約したプロジェクトの一つとして建設された。駆動方式に中低速リニアモーターが採用され最高時速110kmで4両編成、座席数218席の車両が東直門駅から三元橋駅を経てT3→T2と変則三角運行される。路線延長は28.1km、所要時間は約20分で運賃は片道一律25元。
始発・最終電車時刻
始発 東直門6:00、T3-6:21、T2-6:35
最終 東直門22:35、T3-22:51、T2-23:15
空港と市内を20分 機場快線が開通(2008年7月記)
中国で最も古い地下鉄で、故宮と天安門広場の間にある長安街の下を走る。歴史ゆえに一部の駅では古さを感じるが、2000年、2003年と二度にわたる延長や構内の改装により、清潔感のあるきれいな箇所が増えてきた。
八通線は1号線の四恵から延長、六環路にも近い通州区土橋までをつなぐ。東部の新興住宅街からの通勤路線として利用されている。
始発・最終電車時刻
1号線
始発 苹果園5:10、四恵5:05
最終 苹果園22:55、四恵東23:15
八通線
始発 四恵 6:00、土橋5:20
最終 四恵 22:40、土橋22:00
監督電話
サービスやトラブルがあればここへ電話する。
昼間(010)6229-2568、夜間(010)6229-2541
1号線と並ぶ歴史ある路線。二環路の真下を走り、北京市中心部の主な観光地やビジネス街、地方都市への列車がでる北京駅やバスターミナルのある東直門や西直門を結んでいる。1号線と2号線を利用すれば、市内のたいていの観光地や繁華街に行くことができる。
1、2号線の営業時間は早朝5:00すぎに始発駅出発、23:00ごろに最終電車が発車し、23時半ごろには営業終了となる。ラッシュ時は4、5分ほど、昼間でも10~15分ほどの間隔で運行されている。
始発・最終電車時刻
2号線
始発 (外回り)西直門5:09、(内回り)積水潭5:03
最終 (外回り)西直門22:14→西直門、西直門22:59→積水潭
(内回り)積水潭21:55→積水潭、積水潭22:45→西直門
監督電話
昼間(010)6887-3399内線5568
夜間(010)6887-5543内線5543
2009年に開通した路線。4号線は5号線と同様、北京市内を南北に縦断する路線で、南は豊台区の公益西橋から北は海淀区安河橋北を結ぶ全長28.2キロメートルの地下鉄。途中、大型住宅地をはじめ、清華大学・北京大学・人民大学等の学生街、ITの聖地である中関村、新街口・西単・菜市口などの商業区、頤和園・円明園、北京動物園等の観光地を経由する。長距離列車の発着する北京南駅にも接続する。
北京地下鉄4号線が開通!(2009年9月記)
2007年10月7日、約5年の工期を経て開通。市内を南北に縦断する動脈であり。北の始発「天通苑北駅」と南の始発「宋家庄駅」を結ぶ全長27.6キロメートルの路線。全部で23の駅があり、その内の4駅で他の路線との乗換えが可能。停車時間も含めると全行程の所要時間は約49分程。また発車の間隔はピーク時で最短の4分となっている。
北京地下鉄5号線が開通!(2007年10月記)
2008年の北京オリンピック開催時にメイン会場を結ぶ路線として開通。10号線の北土城駅から北辰路の真下を通り北上し、オリンピック村などがあった森林公園駅までのわずか4駅の路線。
始発・最終電車時刻
監督電話
昼間(010)6834-5678
オリンピック開幕直前の2008年7月に開通した路線。北京市内の東三環とITタウン中関村を結ぶ。途中CBDエリアや北京空港行きの快速列車「機場快線」、北京五輪のメイン会場となる奥林匹克公園行きの8号線(奥運快線)を経由するという非常に用途の広い路線。
北京地下鉄10号線(第1期)が開通!(2008年7月記)
2003年に全面開通した路線。新興の住宅地が増えてきた東北部の望京地区を通り、、北西部の大学や研究所が並ぶ中関村地区を通り、市の北部をぐるりと輪を描くように走っている。2号線の東直門駅と西直門駅で接続しているが、両駅とも乗り換えにはかなりの距離を歩くため、要する時間は5分以上とみたほうがよい。地下になっているのは東直門駅と隣の柳芳駅付近で、あとは全て高架構造になっている。
運行時間は、始発は5時35分、最終22時45分に東直門と西直門を同時出発。朝夕は約10分間隔、昼でも15分ほどで次の列車が来る。 13号線では2004年1月以降はすべて国産の車両に置き換えられ、自国の技術力を誇示する象徴にもなっている。
始発・最終電車時刻
始発 西直門5:35、東直門5:35
最終 西直門22:42、東直門22:42
北京と北京北部の延慶県を結ぶ郊外軌道交通S2線が2008年8月から運行開始されており、2011年7月に運営が北京市に移管されている。
「万里の長城」で有名な八達嶺に停車し、以前に比べ運賃が下がり本数も増え大変便利になったため、通勤路線というより主に観光のための路線としてに重宝されている。 市政交通カードが使え、運賃は1駅区間が5元、それ以上は6元となっている。
◎S2線列車時刻表<北京北→延慶>(2012年6月現在)
車次 |
運行 |
|
|
|
|
|
|
|
S201 |
毎日 |
6:12 |
6:17 6:24 |
-- -- |
-- -- |
6:49 6:50 |
7:31 7:34 |
7:49 |
S203 |
毎日 |
7:58 |
8:03 8:04 |
8:11 8:18 |
-- -- |
8:38 8:39 |
9:20 9:23 |
9:38 |
S207 |
金土日 |
9:02 |
-- -- |
9:12 9:13 |
-- -- |
9:33 9:34 |
10:15 10:18 |
10:33 |
S209 |
毎日 |
10:57 |
11:02 11:03 |
11:10 11:11 |
-- -- |
11:31 11:32 |
12:13 12:16 |
12:31 |
S211 |
毎日 |
12:42 |
-- -- |
12:52 12:59 |
-- -- |
13:19 13:20 |
14:01 14:04 |
14:19 |
S215 |
金土日 |
13:35 |
-- -- |
13:45 13:46 |
14:00 14:01 |
-- -- |
14:50 15:00 |
15:15 |
S217 |
毎日 |
15:24 |
15:29 15:30 |
15:37 15:38 |
15:52 15:53 |
16:01 16:02 |
16:43 16:46 |
17:01 |
S219 |
毎日 |
17:11 |
-- -- |
17:21 17:28 |
-- -- |
17:48 17:49 |
18:30 18:33 |
18:48 |
S223 |
金土日 |
18:01 |
18:06 18:07 |
18:14 18:15 |
18:29 18:30 |
18:38 18:39 |
19:20 19:22 |
19:37 |
S225 |
毎日 |
19:49 |
19:54 20:01 |
20:07 20:08 |
-- -- |
20:28 20:29 |
-- -- |
21:23 |
S227 |
毎日 |
21:31 |
-- -- |
-- -- |
-- -- |
21:59 22:00 |
22:41 22:44 |
22:59 |
S231 |
金土日 |
22:31 |
-- -- |
-- -- |
-- -- |
22:59 23:00 |
-- -- |
23:54 |
◎S2線列車時刻表<延慶→北京北>(2012年6月現在)
車次 |
運行 |
延慶 |
八達嶺 |
南口 |
昌平 |
清河 |
清華園 |
北京北 |
S202 |
金土日 |
6:00 |
-- -- |
6:52 6:57 |
-- -- |
7:18 7:19 |
7:26 7:27 |
7:35 |
S206 |
金土日 |
6:59 |
-- -- |
7:51 7:54 |
-- -- |
-- -- |
8:22 8:23 |
8:31 |
S208 |
毎日 |
8:07 |
8:20 8:23 |
9:04 9:07 |
9:15 9:16 |
-- -- |
9:38 9:39 |
9:47 |
S210 |
毎日 |
10:35 |
10:48 10:51 |
11:32 11:35 |
-- -- |
-- -- |
12:03 12:04 |
12:12 |
S214 |
金土日 |
11:34 |
11:47 11:50 |
12:32 12:35 |
-- -- |
-- -- |
13:03 13:04 |
13:12 |
S216 |
毎日 |
12:46 |
12:59 13:02 |
13:43 13:46 |
-- -- |
-- -- |
14:14 14:15 |
14:23 |
S218 |
毎日 |
14:45 |
14:58 15:19 |
16:00 16:03 |
-- -- |
16:26 16:27 |
16:34 16:35 |
16:43 |
S222 |
金土日 |
16:01 |
16:14 16:21 |
17:02 17:05 |
-- -- |
-- -- |
17:32 17:33 |
17:39 |
S224 |
毎日 |
17:17 |
17:30 17:33 |
18:14 18:17 |
-- -- |
-- -- |
18:45 18:46 |
18:54 |
S226 |
毎日 |
19:39 |
19:52 19:55 |
20:36 20:39 |
-- -- |
21:02 21:03 |
-- -- |
21:16 |
S230 |
金土日 |
20:32 |
20:45 20:48 |
21:29 21:32 |
21:40 21:42 |
21:59 22:00 |
22:07 22:09 |
22:17 |
S232 |
毎日 |
21:39 |
21:52 21:54 |
22:35 22:38 |
-- -- |
23:01 23:02 |
23:09 23:10 |
23:18 |
■窓口
切符を買うところは「售票処」と書かれ、かなりの駅で自動券売機が設置され友人窓口は非常に少なくなった。目的駅を選択する画面になっているが現在は運賃は一律2元である(S2線を除く)。現金を渡せば係員が切符を渡してくれる。複数枚数購入したい場合はその旨を伝える。
交通カードの購入やチャージも全てではないが多くの駅で可能。ただ、たまに係員がおらずチャージができない場合もあり、気がついたときに残額不足にならないうちに早めにチャージしておきたい。
■改札を通る
切符を購入後はほとんどが自動改札になったので切符を改札のセンサーにかざせばゲートが開く。出るときは改札の挿入口に切符を入れればゲートが開き、切符は回収される。交通カードは出るときもセンサーにかざせばデイスプレイに残額が表示されゲートが開く。
「站台」とかかれた看板を見たら、そちらがプラットホーム。慣れないうちはどちらに向かう電車かわからないので、行き先の表示をよくみて間違わないようにしよう。
日本のようにプラットホームで並んで電車を待つ人は皆無に近く、適当な場所に立っている。電車が到着するとドアの前に人が群がり、降りる人を待って乗るということもないので、乗りこむ人と降りる人がぶつかりあう。「先上後下(降りる人が先です)」という標語やアナウンスも流れるが、ほとんど徹底されていないので、最初は驚くし気分を害するかもしれない。文化の違いだと思って気にしないようにするしかない。
下車するときは早めにドア付近に移動しておくことが肝心。乗ってくる人の勢いに負けてしまって降りられないことがあるからだ。現地の人も、早すぎるのではないかと思うほどのタイミングでドアへ向かう。なお、ぶつかることや足の踏みあいは日常茶飯事で、現地の人はさほど気にしていない。
列車によっては新聞売りなどが合法的に新聞を売っているが、中には物乞いをしにやってくるものもいる。混んでいる車内ではスリにはくれぐれも注意すること。リュックサックを背中に背負ったままでいるのも考えもの。日本人に多いが、ズボンの後ろポケットには携帯電話や財布は絶対入れないこと。
(04年10月記)
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