駅の窓口や自動販売機でチケットを購入する際は、購入の当日から6日後までのチケットを購入できる。代理販売所などでは購入の当日から11日後までの購入が可能。 購入の際には列車番号、目的駅、座席の種類、枚数を伝える。北京鉄道局管轄外の駅出発のチケットであっても、全国にネットワークにつながっているので原則どこの駅の出発分でも11日後までのチケットを購入できる。基本的に中国語しか通じない。なお2011年からの実名制切符開始により、下記の高速鉄道の購入には身分証明書、つまり外国人はパスポートの提示が必要になった。従って北京南駅に設置された自動券売機は利用できず原則窓口に並ぶことになる。また2011年7月からインターネットでも予約が可能になった(中国鉄路カスタマーセンターwww.12306.cn)が、決済に中国国内のクレジットカードが必要なことから中国国外からの予約は難しい。
■列車番号の意味
列車番号の意味
列車番号の頭につく英字によって列車のタイプが分かるので、時刻表を見て判断することが出来る。なお列車タイプによって同一区間でも運賃が異なる。
C・・・京津城際鉄路の高速列車。「北京南―天津」の運行で国内最高の時速350Kmで運行される列車を指す。
G・・・高速鉄道の列車。「北京―上海虹橋」の京滬高速鉄道では最高時速300Kmタイプの車両で運行される列車を指す。
D・・・動車組と呼ばれる新幹線タイプの車両を使って運用される列車。速度が速く中国国内の主要幹線の列車はこのタイプに置き換わりつつある。なお「北京―上海虹橋」の京滬高速鉄道では最高時速250Kmタイプの車両で運行される列車を指す。
Z・・・直達列車で、途中の停車駅がほとんどないタイプ。Dタイプ列車の増加で減りつつある。
T・・・直通特快列車で、停車駅数が少なく、通常最も早く目的地に行くことができる。
N・・・管内管轄の列車としてNで始まるものもある。たいてい、一人用または二人用の個室がある列車もある。
K・・・直通快速列車。停車駅数が若干増えるが、T列車などと所要時間はあまり変わらない。
無・・・数字だけのもののうち、1、2、5から始まるものは「普通快車」と呼ばれ、6、8で始まる「普通慢車」より速く走る。
座席の種類
●軟座[ruan3zuo4](一等座席車・主に2+2の4列シート) ●硬座[ying4zuo4](二等座席車・主に3+2の5列シート) ※Dではじまる新幹線こと動車は、すべて軟座(一等席)扱いで、さらに1等、2等の区別がある。 またGで始まる高鉄には1等・2等のほかに特等席も存在する。
●軟臥[ruan3wo4](一等寝台車・主に2段寝台) ●硬臥[ying4wo4](二等寝台車・主に3段寝台) ●無座[wu1zuo4](文字通り座席がない切符で基本的には立ち席であるが、車両が指定される。運がよければ列車乗車後に大量の空席がある場合もあり、座れることもある。)
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