エクスプロア北京へ 北京TOP > > 北京の交通 > 北京市内のバス・BRT
北京のバスについてのクチコミ情報

北京市内のバス・BRT


お勧め!「2011北京交通旅遊地図」
北京の最新交通地図。2011年1月1日発行。地質出版社。20.2 x 11 x 0.4 cm 。地下鉄・バス路線図を網羅しているほか、レストランやショップも記載されている。
北京市を走るバスは400路線近くにもなり、市内全域を網の目のように走る。2008年の北京オリンピックを機にエアコン付きの新しい車両が増え、環境整備の一環として天然ガス使用車両の利用も始まった。BRTといった新しいシステムのバス路線も増え沿線の利用者にとっては評判がよい。一方で少々年季の入った車両や連節車もまだ健在。地下鉄が利用できるエリアは限られているため通勤・通学の際の交通手段としての地位は高い。ただラッシュ時の混雑は尋常ではなくできれば避けた方がよいが、土日や昼間の利用には慣れると非常に便利である。


バスの利用方法

(12年06月記)

バスの乗り方

幹線道路はもちろん、ほとんどの道路にバス路線が通っている。非常に多くの路線があり、なかなか路線を把握することは困難だが、北京の道は基本的に東西南北の碁盤目状になっているため、方向感覚がついてくると知らない路線でもたいていは検討がつく。
バス停の路線案内には、始発時間・最終時間・停車駅・運賃などが記載されていて、時刻表はないが頻繁に運行されており5分も待てば次のバスがやってくる。 交差点付近のバス停では、停留所の名前が同じでも行く方向によって位置が違っていることがあるため注意。

 北京では一部のワンマンバスを除き、ほとんどは車掌が乗車しており、乗車した後に車掌からチケットを買う。運賃は1元~で全線一律の路線と、乗車距離で変わる路線がある。  乗車時に車掌に行き先を告げると運賃を教えてくれる。車掌がいればお釣りも出るが、高額紙幣は嫌がられるので小銭を用意しておこう。ワンマンバスではおつりは用意されていない。運賃を払うと紙の切符を渡され、下車時に返す必要はないが、運賃の支払済証明として無くさず持っておこう。
 なお交通カードも利用できカードで運賃を払うと60%オフになり、1元の路線ならたった0.4元で、短期の旅行者の場合でも交通カードを手に入れてしまうほうが得策だろう。
 カードの利用方法は一律運賃の路線は乗車時にタッチするだけだが、距離変動の運賃の路線は降車時にもカードをタッチして精算する。降車時に忘れるとその路線の最高運賃が次回乗車時に引かれてしまう。
 
 バスにはたいてい二箇所のドアがあるが、バスによってどちらから乗るか決められている。特に運賃が距離変動性の場合、乗車用と下車用のセンサーが別になっているので間違えると余分な運賃を引かれてしまう。
朝夕のラッシュ時は大変混雑する。雑時にはスリも多いので、ポケットの財布や背中のリュックなどには気をつけよう。
下車時は日本と違いボタンがないので声を出して「下」〔Xia4〕と車掌に告げる。渋滞がひどいときなど車掌が降りる人がいるかどうか聞き反応がなければ、バス停のある路肩に近寄らずそのまま通過してしまうこともある。



運行時間と路線

北京のバスの種類は多く、路線番号で区別されている。通常のバス、空調付きバス、トロリーバス、ミニバス、二階建てバス、観光用バス、夜間や長距離のものなどである。途中の停車駅はバス停の案内板に書かれているので、慣れないうちはいくつめの停留所でおりるかを前もって確認しておこう。運行時間は夜間バスなどを除き、どのバスも朝5時前後から23時ごろまで頻繁に走っている。

BRT
BRTとはBus Rapid Transitの頭文字をとったもので、専用レーンを走る快速路線バスシステムのことである。
北京では3路線が開通しており、一部では支線が設けられ運行されている。
 鉄道駅のように道の真ん中に設けられたホーム型のバス停は、公道空間とは仕切られた形で独立していて、所定の出入口以外からは原則出入りできないようになっている。またその空間の敷居と事故防止の安全の意味を兼ねて、道路側には地下鉄駅のようなホームドアも設けられている箇所も多く、乗降車時にのみ扉が開かれる。
 運賃は従来型のバス車内での支払いではなく、バス停入り口に設けられた切符販売所、或いは交通カード所持者ならカードリーダのセンサーにカードをタッチして支払う形になっている。
 現金で運賃は1元なのに対して交通カードによる支払いだと0.4元と圧倒的にお徳なためカード利用者が多い。またホームを出なければ乗降り自由でありバス停ごとに後ろのバスに乗り換えるなどということも可能だ。
 またバス車両そのものにも工夫が設けられ、導入されているバス車両は床の低いフラットタイプが使われ乗降時の障害を減らしているほか、大量輸送が可能な長さ16mの連節バスが使われている。
 ○北京快速公交1号線(2005年12月開通)
  徳茂荘 ―前門の15.655km(17駅)
  運行時間:徳茂荘発05:00-22:30 前門発05:30-23:00

 ○北京快速公交2号線(2008年7月開通)
  ・朝陽門 ―楊閘間の16km(東行21駅、西行19駅)
   運行時間:朝陽門発05:00-23:00 楊閘発05:00-23:00
  さらに、この路線の支線がありいずれも市の中心部から東方向へ路線が延びている。
  ・東大橋 ―楊閘の27.5km(29駅)(バス車内運賃清算方式:2009年8月に開通)
   運行時間:東大橋発05:52-23:02 楊閘発05:00-23:00

 ○北京快速公交3号線(2008年7月開通)
  ・安定門 ―宏福苑小区の22.95km(22駅)
   運行時間:安定門発05:00-23:00 宏福苑小区発05:00-23:00

  さらに、この路線の支線が下記の通りあり、いずれも市の中心部から北方向へ向かう。
  ・安定門 ―温泉水城の21.85km(22駅)
   運行時間:安定門発06:00-23:00 温泉水城発05:00-22:00
  ・安定門 ―天通北苑の19.21km(27駅)
   運行時間:安定門発 05:00-23:00 天通北苑05:00-23:00

通常のバス
1から122番までは通常のバス。300番代も通常のバスだが、トロリーも含まれている。エアコンがあるバスは800・900番代となり、新しい車両が利用されている。200番代は夜間バス。番号の前に「特」がつくものは二階建てバスで1番から8番まである。

ミニバス
ミニバス(小巴〔Xiao3 Ba1〕)は路線番号の前に「小」がついている。普通のバスと同じ路線を走っていることが多く、バス停の場所も同じ。定員が17人程度のマイクロバスを利用したものだが、必ず座れる上、停留所以外で降りることもでき、空席があれば停留所以外でも乗車することができる。

バス関連の電話番号等

北京市公共交通総公司
(北京市内バスに関する総合問合せ)
サービスホットライン:96166

旅遊バス専用電話:(010)8729-9990
URL http://www.bjbus.com/

中国北京市観光局
URL http://japan.bjta.gov.cn/(日本語)
北京市内バス監督電話
車掌の態度などバスのサービスなどに問題がある場合は監督電話を利用できる。
℡ (010)6326-6808

 

北京首都国際空港へのリムジンバスの情報はこちら



北京の主なバスターミナル

関連記事(サイト内トラックバック)


北京のホテル予約

よろず情報交換




[エクスプロア北京TOP] [北京の交通] 

Copyright(C) since 1998 Shanghai Explorer