2008年のオリンピック直前に、北京市内は目まぐるしい速さで開発が進んだ。その発展の影で消えつつある胡同文化を保護しようと立ち上がったのが写真家の徐勇だ。彼は上海出身で11歳の時に北京に移り住み四合院などで暮した。そして1990年に写真集「胡同101像」を発表、作品は日本でも「北京下町の路地 胡同」のタイトルで刊行されている。
さらに彼は、胡同をより多くの人に知ってもらうため観光客向けに、政府の後援を得て胡同巡り専門の旅行会社、北京胡同文化游覧公司を成立。ツアーを実施している。
胡同ツアー(胡同游)
日本語ガイドによる説明を受けつつ、人力三輪車に乗って鼓楼や胡同を巡り、四合院造りの一般家庭を訪れる、胡同遊覧コースなどを用意。
OPEN:9:00~17:00(予約受付)
FEE:胡同遊覧コース180元(所要時間約150分)など
ADD:西城区地安門西大街26号(北京胡同文化游覧公司)
TEL:(010)8407-2119
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