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北京での出産・子育てについてのクチコミ情報

出産・子育て

始めての出産の場合は不安も多く出産後のケアも考え、診察は北京で受けても臨月になってから日本へ帰国し、出産後2、3ヶ月経ってから北京へ戻ってくるという人も多い。ただ北京の医療事情はかなり進歩しており、北京で出産することに問題はない。北京での子育てについても、アイさんなどの助けをかり、日本よりも快適に行っている人が多いようだ。なお、出産後の予防接種のスケジュールや使っているワクチンの種類などに多少のちがいがある。また、日本のような子育ての便利グッズは不十分なので、日本で購入してくる必要がある。

北京での妊娠

妊娠判定薬は北京のドラッグストアなどで手に入る。もちろん直接病院へ行って調べてもらうこともできる。妊娠がはっきりしたら健診をうける病院を決める。念のために日本で母子手帳をもらっておこう。母子手帳は日本語以外に外国語でかかれたものがあり、役所でもらうことができる。


主な病院


診察

ローカルの病院でも、体重の検査、尿検査、血液検査、血圧検査、エコーの検査などができる。

ただし、診察までかなり待たされることがある。外国人用窓口が設けられている病院があるが、外国人用窓口で手続きをすれば優先的に診てもらえることもある。外国人用窓口を利用する場合はパスポートを持参すること。日本語や英語通訳のつく病院については予約制が基本となっており、長時間待たされることは少ない。ただし診察料は若干高め。


出産

日本ではまだまだポピュラーではない無痛分娩だが、北京では日本人以外の場合多くが無痛分娩で出産する。病院の中には専門の麻酔医がいるところもあるので相談してみるとよい。上に挙げたローカル病院は全て無痛分娩対応である。

帝王切開についても日本より積極的に行う傾向があるようだ。

陣痛が始まったら、まず病院へ行く。病院にもよるのだが、分娩前に助産婦がついてケアをしてくれる。病院によっては助産婦を必要とするか、しないかを選択できるところもある。なお、娩室に入る前の待機室でもすでに家族の立ち入りを禁止としているところもある。


出産後

基本的に母乳主義の病院が多いためか、母乳がなかなか出ない母親は多少苦労することもある。

母乳が出るまで赤ちゃんにはミルクを与えない病院もある。ミルクを与えたとしても、哺乳瓶からではなくスプーンやコップで与える方法だ。哺乳瓶で与えると叱られるということもあるようだ。母乳の与え方などの指導が不十分な病院もあるため事前に調べておくとよい。

なお、厳しく母乳を与えるように言われ続けたため、あきらめずに母乳に挑戦していたらよく出るようになり、かえって良かったと話す人もいる。

母子同室の病院では、出産後からすぐに赤ちゃんの世話をしなければならないこともある。生まれたての赤ちゃんの世話が分からない人、出産に疲れて子供の世話が出来ない人は、助産婦の資格を持ったアイさんを雇うこともできる。これは事前に病院に問い合わせておくこと。出産者本人が希望するならば退院してからも約1ヶ月の契約で助産婦の資格を持ったアイさんを引き続き雇うことができる。自宅に泊まりで24時間赤ちゃんのケアを手伝ってもらえる。

病室は子供の立ち入りを禁じているところが多いので上の子供がいる人は注意すること。

赤ちゃんの肌着、オムツなど自分で用意するのか、病院側が用意するのか、調べておく必要がある。

なお、入院中の食事は中華料理が基本となる。



出産後の手続き

日本人と中国人の間にできた子供を中国国内で出産した場合、両国の国籍を取得することができるが、18歳になった時点でどちらかを選択する必要がある。両国の国籍を得るためには両国の国籍法に従った手続きが必要となる。

■日本の国籍法上の手続き

3ヶ月以内に手続きをしないと日本国籍を取得できないことがあるので注意が必要だ。

手続きは中国の日本大使館もしくは総領事館、日本国内の本籍地、住所地の市区町村役場に下記の書類を提出する。
・出生届(用紙は大使館等にある)2通
・出生証明書原本1通
・出生証明書の和訳文(用紙は大使館等にある)2通
・両親の戸籍謄(抄)本1通

上海から日本の戸籍の手続きをするには2ヶ月程度かかる。

■中国の国籍法上の手続き

中国側の親の戸籍地の管轄公安局派出所に届け、戸口簿に記載してもらう必要がある。中国人の親が日本に住んでいる場合、その人の戸口簿が抹消している場合がある。この場合はその親の両親の戸口簿に孫として記載してもらう。

子供を日本へ連れていくためには、中国のパスポートで日本のビザ、または日本のパスポートで中国のビザかのいずれかの組み合わせを選択することとなる。

うち日本のパスポートで中国のビザを取得する場合は、中国は二重国籍を認めていないので、中国ビザ取得のためには中国国籍を抜く必要がある(中国人に中国ビザを発給することはできないため)。しかし中国国籍を抜くには手続きが煩雑で、時間も相当にかかることとなる。

一方、中国のパスポートで日本のビザを取得して日本にいく場合については、日本のビザは1週間ほどで発給される。日本に入国した後に、日本のパスポートを申請することができる。

■予防接種について

中国では、生まれた赤ちゃんは通常24時間以内にB型肝炎の予防接種とBCGを受けることとなる。必要でない場合は、事前に伝えておくこと。

その後の予防接種を受ける小児科の病院や場所に関しては、出産をした病院に聞くこと。上記に紹介した病院やその他北京市内の小児科専門でも行っていることがあるので問い合わせてみよう。

B型肝炎
生まれてすぐに受けた後、1ヵ月後に2回目、6ヶ月後に3回目を受ける。

BCG
生まれてすぐに受けた後、1ヶ月後に2回目を受ける。

ポリオ
4回に分けて飲む。日本とは違い乾燥ワクチンである。満6ヶ月以上の子供に1回目。その後1ヵ月後ごとに2回目と3回目。その1年後に4回目となる。

三種混合
満6ヶ月以上の子供に1回目。その後1ヶ月ごとに2回目と3回目。さらに1歳6ヶ月に4回目となる。

MMR
おたふくかぜ、麻疹(はしか)、風疹(三日はしか)の予防接種。1歳6ヶ月以上の子供が受ける。

日本脳炎 1歳6ヶ月以上の子供に1回目、2回目は2週間後~1ヶ月後の間に行う。その後は一年後。

A型肝炎
任意で受ける。1歳以上の子供に1回目。2回目は半年後。

流行脳炎
任意で1歳以上の子供が受ける。


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